こんにちは、フードコーディネーター/フードスタイリストのsaecoです。
デンマークでは手に入らないけど食べたくなる日本食の一つ、それは明太子・たらこ!
わたしは明太子が大好きで九州に住んでいる祖母がよく美味しい明太子やたらこを実家に送ってくれていたので、たまに無性に食べたくなるんですよね〜
ちなみに一時帰国時には、もつ鍋やまやの明太子食べ放題ランチを食べに行きました!ランチタイムはやまやの明太子が食べ放題なのでおすすめです(宣伝ではありません)。
デンマークで普通のたらこはまず手に入りませんが、実はたらこの代わりになる商品があります。
デンマークでたらこチューブを発見!?
デンマークのスーパーで発見した歯磨き粉みたいな見た目のこちらの商品。中身はキャビアペーストです。キャビアペーストというとなんだか高級品のように思えますが、北欧のキャビアとは日本で言う高級なチョウザメの卵だけでなく魚全般の卵を指すので、たらの卵のたらこもキャビア、チョウザメの卵もキャビア。
「キャビア」と一言で言っても幅広いです。
デンマークだけでなく北欧全般で主流のこのキャビアペーストは、パンやクラッカー、ゆで卵などに塗って食べるのがスタンダードだそう。IKEAで売っているKALLES(カッレスキャビア)という商品がまさにこれです。日本で見たことある方もいるのでは?
で、このキャビアペーストですが、味は如何なものか?というと、決して美味しくはありません…。たらこに砂糖や塩などいろいろな調味料が加えられているようで、単体で食べるとけっこう濃厚な味。ただ、味を調整すれば日本で売っている市販のたらこパスタソースに近付けられなくはないかも。
ということで、今回はこのたらこチューブを使って海外でも作れる和洋折衷料理、和風たらこクリームパスタを作ろうと思います。パスタといえばイタリアですが、本場イタリアでは絶対食べられていないこの料理、まさに日本人のアレンジ魂が作った立派な日本食ですね。
フライパンひとつ!生クリームなしで作る簡単和風たらこクリームパスタ
わたしがパスタを作るのは手抜きしたい時や時短で作りたい時、ひとりランチの時などが多いので、今日ご紹介するのは究極の手抜きレシピ!鍋いらず、フライパンのみ、生クリームなしで作れるたらこクリームパスタをご紹介します。
材料 ≪1人分≫
・パスタ … 80g
・小麦粉 … 小さじ1
・バター … 大さじ1
・刻みねぎ … 適量
・刻み海苔 … 適量
[A]
・水 … 200ml
・牛乳 … 50ml
・顆粒だし … 小さじ1/2
・塩 … 小さじ1/2
[B]
・牛乳 … 50ml
・たらこチューブ … 大さじ1
・醤油 … 小さじ1/2
作り方
1)大きめのフライパンに[A]を入れ、沸騰したらパスタを入れ蓋をして中火で6~7分煮ます。
パスタが入りきらない場合は半分に折って入れてください。途中でパスタが固まらないように混ぜるのと、噴きこぼれるのに注意してください。
2)耐熱ボウルに小麦粉を入れて平らにし、ラップなしで電子レンジ600wで1分加熱し、取り出して混ぜるのを3~4回繰り返してサラサラにします。このとき、小麦粉を焦がさないように注意してください。
さらにバターを入れて30秒加熱し、小麦粉がダマにならないようによく混ぜ、さらに[B]を加えて全体を混ぜます。
3)1)のフライパンの蓋を取って煮汁を飛ばします。パスタが柔らかくなったら2)を入れてパスタ全体に絡めます。
※たらこチューブの甘味が強い場合は仕上げに塩を少し加えて味を整えてください。
4)器に盛って、刻みねぎと刻み海苔を乗せたら完成です。
ポイント
パスタを牛乳で煮ることで味が染み込み、またバターを最後に入れて風味を残すことで、生クリームを使わなくても濃厚な味に仕上がります。パスタは表面がザラザラしたもの(イタリアメーカーのディチェコなど)の方がソースが絡みやすくなり美味しく仕上がります。
おわりに
単体だとイマイチなたらこペーストですが、調味料を足すことで日本のたらこクリームパスタとあまり変わらない味になりました!もちろん本物のたらこには叶いませんが、海外在住者にとってはたらこ味が食べれるのは嬉しいです。
フライパンひとつだと洗い物も少なくて楽なので、ぜひ作ってみてくださいね。
他にも海外で手に入りにくい日本食材は意外とたくさん。自家製できるものや代用品はこちらでご紹介しています。
ちなみにパスタを盛り付けている器はフィンランドで買ったアラビアの新シリーズMainioのプレートです。使いやすくて気に入ってます。
北欧食器が好きな方はこちらの記事もどうぞ。