フードコーディネーター・フードスタイリストのsaecoです。
去年の今頃、わたしは日本への本帰国のための荷造りに追われていました。
あれから1年…時間が経つの、早っ!
控えめに言ってもめっちゃ大変だった海外引っ越し(全然控えてませんが)。
海外へ引っ越した人のブログなどを読み漁り、何を持って行くか毎日悩んでいたのが懐かしいです。

今日は、料理教室の外国人のお客さまにも注目される、海外引っ越しに便利な日本のあるモノについてご紹介したいと思います。

外国人のお客さまが注目するものは?

日本の冷蔵庫とキッチン

日本食の料理教室に参加される外国人のお客さまは、日本の文化や料理に興味を持っている人がほとんど。
自宅でのレッスンなので、料理を習うだけでなく日本人がどんな生活をしているのか、キッチンやリビングに置いているものなどに興味を示す方も多いです。

そんな外国人のお客さんによく聞かれるのが、冷蔵庫について!
たしかに、料理好きなら他人の家の冷蔵庫にどんなものが入っているのかは気になるポイントですよね。
ましてや外国人の家の冷蔵庫なんて知らない・見たことない食材や料理が入ってるので、興味を持つのもわかります。
わたしも海外で料理を習ったらきっと気になると思います。

が、

内容だけでなく、実はデザインに注目する人が意外に多いんです。

痒いところまで手が届く日本の冷蔵庫

デンマークに住んでいた時、冷蔵庫は賃貸アパートの備え付けのものを使っていました。
一人暮らし向けのアパートの部屋でしたが、冷蔵庫の容量は日本で使っていたものより大きくてたくさん食材が入れられました。
でも、ずっとわたしが地味〜に不便に感じていたことがあります。

それは、仕切りが少なく、全て扉式であること。

普段当たり前に使っていると気付かないですが、日本の冷蔵庫って仕切りや引き出しのサイズが微妙に違い、細かく分かれているのでいろんなものが収納しやすいんですよね。
扉しかない冷蔵庫は奥に入っているものが取り出しにくく、食材が入っていることを忘れてしまうことも少なくありません。
海外の冷蔵庫は日本のものと比べると容量は大きいものが多いですが、仕切りや小物入れのような収納アイテムが欲しい場合は自分で買わなければいけません。
しかも、そういう細かい収納アイテムも日本の100均のように気軽に買えず、そこそこ高かったりします。

日本の冷蔵庫に注目される人から言われるのは次のようなこと。

デザインが機能的で美しい。
仕切りやポケットの大きさが細かく分かれていて使いやすそう。
私の国で使っている冷蔵庫は扉しかないけど、日本の冷蔵庫は引き出しがついてていいね。

etc

などなど、よく見てるなぁと感心してしまいます。笑
料理教室の前後は冷蔵庫の中は食材でいっぱいなので、あまり見ないで欲しいんですけどね(笑)
でもそこを、見せて!と言ってくるところが日本人とは違うところだな、なんて思ったりもします。

海外に引っ越して欲しくなる日本のアイテム

日本の収納グッズ

さて、海外引っ越しに話を移すと、実は冷蔵庫のデザインだけにとどまらず、いろんな場面で日本の収納アイテムって優秀!と思うことが多々あります。
特に欧米の家は、日本より家具などのサイズが大きい場合がほとんどだと思いますが、

・大きなスペースがどーんとあるだけで仕切りはなかったりとか。
・身長が高い欧米人基準になっていて棚がやたら高くて手が届かなかったりとか。
・仕切りになるようなものが欲しいと思っても、売られているのも程よいサイズのものがなくやたらと大きかったりとか。
・そもそも手頃な値段のものがないので、あまりたくさん買えなかったりとか。。。(全て体験済み)

ちなみに、デンマークでは、100均の代わりがフライングタイガーに当たります。もともとコンセプトは10kr(約170円)均一なのでデンマーク版100均ですね。
それより少しオシャレで少し割高なプチプラ雑貨がソストレーネグレーネ。わたしの中では日本の300円均一のようなイメージです。
そして、もっとインテリア寄りになるとIKEA。こちらはデンマークでなくスウェーデン発ですが、北欧内のためか同じ商品でも日本で買うより安かったりします。

収納系グッズが欲しいとなるとこのあたりのショップを探すことが多かったです。
って全部日本で展開してるショップなんですけど。笑
あとは大きなスーパーにはたまに収納系グッズが置いてることもありますが、やっぱり日本より選択肢が少ないですね。
ただ、もちろんデザインでは確かに日本の100均より可愛いものはあるんですが…

とにかくサイズが大きかったり、
機能性がイマイチだったり、
この安っぽさでこの値段!?

と、日本の100均が恋しくなること多々あり。2019年現在デンマークにはありませんが、無印良品がある国もありますが、値段は日本の2~3倍します。
ヨーロッパの他の国でも100均のようなショップはあり、イギリスには1ポンド均一のPond Land、ドイツでは1ユーロ均一のEuroshopなどがあります。
こういうプチプラショップでは生活に必要なものは揃ったりしますが、収納グッズの機能面や使い勝手を比べると圧倒的に日本の100均商品のクオリティは高いと思います。
外国人旅行者の方でも、日本の100均で大量に収納グッズを買ったなんて話も聞きました。

ということで、海外引っ越しに持っていくと便利なのは日本の収納グッズです!

日本から持参した便利な取っ手付き収納ケースは、高身長のデンマーク人基準の背が高い棚に重宝しました。

日本の収納グッズ

海外引っ越しおすすめ荷造り方法

収納グッズといっても、海外で住む家の家具のサイズもわからないのに何を持って行ったらいいの?と迷うかもしれませんが、わたしのおすすめは以下。

①日本で住んでいる家で使っている収納アイテムは処分せずにできるだけ持っていく。
②重ねられる小物が入る収納ケース、組み立て式仕切りなど、汎用性が高い収納アイテムを買い足す。
③荷造りの際に収納ケースに小物類(服、文房具、医薬品、食品など)を分類して入れ、そのままダンボールへ入れる。

もし食器を持って行くなら、梱包してそのまま収納ケースに入れると割れにくいのでおすすめです。

日本の収納グッズ

こうすると引っ越しのゴミも減らせて、荷ほどきしたあとそのまま引き出しや棚に入れて収納することもできるので、片付けも楽です。
ポイントは大きいサイズのものより小さめのものを持って行くこと
といってもわたしはあらゆるサイズの収納アイテムを持っていき、デンマークの家でフル活用してたので、どちらが良いとは一概に言えませんが。

この方法は海外引っ越しだけでなく、日本国内の引っ越しの際にも便利なので、わたしはいつも③の収納ケースごとダンボールに入れています。
これから引っ越す予定の方はぜひ試してみてください!

おわりに

日本にいろいろな収納グッズが豊富にあるのは、狭い家の中になるべくたくさんモノを収納するための知恵なのかなとも思うんですが、海外の人から見るとそれが新鮮に映ったりもするようです。
アメリカのNetflixでは片づけコンサルタントのこんまりさんの番組が大人気ですしね。
わたしは逆に海外の家の大きな収納スペースや倉庫が羨ましいですが…(笑)

デンマークの家についてはこちらの記事をごらんください!