こんにちは、フードコーディネーター・フードスタイリストのsaecoです。
東京ドームで開催中のテーブルウェア・フェスティバル、去年は入賞してテーブルコーディネートの展示を行いましたが、今年は一般客として参加してきました。
今日で会期は終わりますが、今回はサクッと展示会レポートをしたいと思います。
テーブルウェア・フェスティバルの楽しみ方
テーブルウェア・フェスティバルは、毎年東京ドームで一年に一度開催されている、日本で一番大規模なテーブルウェア・コーディネートの展示会です。
会場は広くて人も多いので、初めて行くとどこに行けばいいかわからなくなるかもしれませんが、ブースは大きく分けると3つあり、企画ブース、テーブルウェア大賞の展示スペース、展示販売コーナーになります。
企画ブース
企画ブースでは、毎年さまざまなコンセプトで企業のテーブルウェアが展示されています。
とても気軽には買えないようなお値段のものもたくさんありますが、日本や海外メーカーの上質な器が美しくコーディネートされているので、見るだけでも楽しめるゾーンです。
最近のトレンドを知ったり、プロのコーディネートや器の組み合わせが参考になります。
テーブルウェア大賞の展示スペース
テーブルウェア大賞の展示スペースは、前年秋に一般募集が行われ、入賞した方が展示を行うスペースです。
器のオリジナルデザイン部門と、テーブルコーディネート部門があり、去年わたしが展示を行ったのはテーブルコーディネート部門になります。
料理や器、テーブルコーディネート、インテリア関連などのお仕事をしている方から、趣味でテーブルコーディネートをしている方までいろんな方の作品を楽しめます。
展示販売コーナー
会場で一番面積が大きいのが展示販売コーナーです。
日本各地の窯元やテーブルウェアのショップ、食品関連のブースまであり、ショッピングだけでなく試食・試飲や器の制作体験などさまざまな催しが開催されています。
広くてひとつずつ見ていくとものすごく時間がかかりますが、ざっくりと器の種類ごとにコーナーが分かれているので、位置関係を把握できれば意外と周るのは簡単です。
ステージ・セミナー
展示会場内では毎日違う時間帯に有名人のステージ出演や、各分野のプロの方のセミナーなどが行われています。
有名人のステージは早めに整理券が配られており、セミナーはチケット前売り方式のものも多いので、お目当のステージやセミナーがある場合は早めにチェック・来場した方が良いと思います。
テーブルウェア・フェスティバル2020ハイライト
それでは、簡単にテーブルウェアフェスティバル2020でわたしが個人的に気になったブースをご紹介していきたいと思います。
オリンピックイヤー!和洋のクロスオーバーコーディネート
今年はオリンピックが開催されるためか、企業ブースの特集企画で和洋のクロスオーバーコーディネートの提案が行われていました。
洋の器を使った和風のコーディネートや、和の器を使った洋風のコーディネートなど、意外な組み合わせもあって参考になりました。
イギリスのバーレイの器を使った和のアフターヌーンティーコーディネート。
バーレイは日本では手に入りづらいですが、わたしが好きなイギリスの窯元のひとつ。
イギリスではそれほど高価でなく気軽に手に入りやすい&和洋どちらにも使いやすいので、イギリス旅行のお土産におすすめです。
日本の定番高級食器ノリタケに、フランスのピント パリスやレイノーのコーディネート。
高級食器って柄が大胆なものが多いのでシリーズ使い意外に使い道がないと思ってる方も多いかもしれませんが、色合わせや組み合わせるテーブルウェアによってしっかり和な雰囲気になっています。
こちらは、日本の切子細工の美しい器を使った洋のコーディネート。
モダンでめっちゃおしゃれ!色の合わせ方次第で洋にも和にも使えますね。
ただ、欲しい〜!と思って値段見て、ひっくり返りそうになりました。笑
イタリアンデザインの器
毎年異なる国をテーマにしているブースがあるのですが、今年はイタリアでした。ちなみに去年はドイツ。
イタリアのテーブルウェアは定番の形からエッジが効いたデザインまでバリエーションがとても多いです。
日本も地理的に似ていますが、南北に長く各地で食文化が多様なので、その分食器もいろいろなものがあるのかも、と思ったり。
ちなみに、イタリアってファッションに家具など、テーブルウェア以外にもデザインが盛んなイメージが強いですが、カラフルで華やかなものが多いですよね。
わたしが住んでいたデンマークのデザインとは正反対なのですが、これは気候が影響していて、比較的温暖なイタリアでは外に魅せるデザイン、寒い冬も家の中で心地よく過ごすためのデザインが北欧デザインなんだそうです。
日本風にいうと、ハレのデザインとケのデザイン、という感じでしょうか。
有名人のテーブルコーディネート
毎年有名人のテーブルコーディネートが行われていますが、東儀秀樹さんのコーディネートが漆の器の使い方が素敵だなと思いました。
白い器はわたしが好きな波佐見焼の一真釜の器ですね。
いけばな作家の竹中麗湖さんのコーディネートは、シンプルモダンな感じがとても好みでした。
日本酒ブース
中田英寿さんプロデュースの日本酒試飲ブースがありました。
いろんな形のグラスが置いてあり、味の違いも楽しめるそう。
わたしは今回は試飲はしていませんが、休憩がてら寄るのもよさそうです。
おわりに
さて、今回はテーブルウェアフェスティバル2020で気になったブースをサクッと紹介させていただきました!
展示をひと通り見たあとはもちろん、気になる窯元やショップをチェックして買い物してきました。
わたしにとっては関西以外の窯元やショップで普段なかなか手に入らない&見に行けないものを買うには絶好の機会です。
今回ご紹介した以上に見所はたくさんあるので、食器やテーブルコーディネートが好きな方にはとてもおすすめのイベントですよ〜