こんにちは、フードコーディネーター/フードスタイリストのsaecoです。
今日は日本と海外、デンマークのSNS事情の違いについてご紹介したいと思います。

日本と海外で違うSNS事情

日本で一番使われているコミュニケーションアプリといえばLINEですよね。
こちらのグラフでも一目瞭然。
日本の代表的なSNS
(総務省の「情報通信白書」より引用)

わたしも携帯電話の通話もメールもめっきり使わなくなり、ほとんどLINEでコミュニケーションを取るようになりましたが、イギリス・デンマークに住んでいるときは滅多に使いませんでした。
日本でコミュニケーションツールとして主流のLINEですが、実は海外ではあまり使われていません。

コミュニケーションアプリはWhatsApp(ワッツアップ)!

世界のシェアNo1コミュニケーションアプリ WhatsApp
日本では知らない・使っていない人がほとんどだと思いますが、海外で一番利用者が多いコミュニケーションアプリはWhatsApp(ワッツアップ)です。
“What’s up?”は「最近どう?何かあった?」という意味で、アプリ名としてはそのまんまですが、英語圏では挨拶代わりに使われている言葉です。
LINEと機能はあまり変わらず、違うのはLINEのような凝ったスタンプがないことくらいですが、ヨーロッパや南米の人はLINEのことを知っている人はほとんどいませんでした。

おもしろいことに、東アジア(日本、韓国、中国)ではそれぞれ違うアプリが人気です。

中国ではWeChat
中国で使われているWeChat

韓国ではKakao Talk(カカオトーク)
韓国で使われているカカオトーク
昔ダウンロードしたものの、あまり使っている人がいなかったのですぐ消した記憶があります…

日本と同じくLINEを主に使っているのは台湾、タイ、インドネシアだそうで、タイ人の友達とは「スタンプが可愛いからLINEがいいよね」という点で意見が一致しました(笑)
LINEは韓国の会社なんですが、韓国では使われていないのが不思議です。

Facebook? Instagram? Twitter? 人気のSNSはどれ?

これは主要8ヶ国のSNSの利用状況ですが、やっぱり圧倒的に多いのはFacebook
日本では実名登録を嫌がる人も多いですが、海外の人はそのあたりは日本よりずっとオープン。最近はFacebookを開くと、ほとんどが海外の友人の投稿です(笑)
そしてその次はYouTube。日本でもだんだん動画の人気が出てきていますが、海外の人の方が動画好きな人が多いように思います。
主要8ヶ国のSNS比較
(総務省の「情報通信白書」より引用)

今、日本で利用者が圧倒的に増えているのはInstagramですが、ヨーロッパ圏ではすでに流行りは去ったようで、日本ほど流行っているという感じではありませんでした。
もちろん使っている人はいますが、写真をアップするよりも24時間でアップした動画が消えるSTORIESという機能を使っている人の方が多いです。

10代〜20代前半の若者にはInstagramよりもSnapchatが人気。
海外の若者に人気のSnapchat
InstagramのSTORIESと同じく、アップしたコンテンツが24時間で消えるというもの。みんな友達同士でおもしろい動画をアップして楽しんでいました。
わたしのイメージでは海外の人の方が動画好きが多いように思います。

140文字の中で自分の好きなことを呟くTwitter。日本では根強い人気ですが、海外では一部の人しか使っていないという印象です。
日本語と英語では同じ文字量だと日本語の方がたくさんの情報を入れられるので、Twitterが日本で人気になったと聞きました。

日本ではFacebookはだんだん使わない人も増えていますし、どちらかというとビジネスで使う人が多いように思いますが、ヨーロッパの人はFacebookはプライベート用で、ビジネス特化型のSNS、LinkedIn(リンクトイン)を使っている人が多いです。

就職活動や採用活動もLinkdink上で、求人に応募したりオファーを出したりしています。
日本にある採用サイトと少し違うのは、SNSなので誰かと繋がっているということ。繋がりが大事らしく、面接でも何人の繋がりがあるかということを重視されることもあるそうです。

デンマークで必須のSNSは?

ではデンマーク生活で必須のSNSは何かというと、Facebookです!
デンマークで必須のFacebook
もちろんヨーロッパで主流のWhatsApp(ワッツアップ)を使っている人もいますが、ほとんどの人がFacebookのメッセンジャーFacebookのコミュニティを通じてコミュニケーションを取っています。

メッセンジャーは普段のコミュニケーションツールとして使いますが、特にコミュニティは生活する上で欠かせない存在です。
趣味や地域のコミュニティだけでなく、学校のクラスの連絡網代わりに使われたり、家を探すため、セカンドハンド(中古)品の売買など、生活に必要な情報がオンラインのコミュニティから得ることができます。

もちろんデンマーク在住日本人のコミュニティもありますし、デンマークに住んでいる外国人(主に英語話者)向けのコミュニティも地域ごとにあります。
多くのコミュニティが非公開なので、デンマークに住んでいるor住む予定でその地域の情報が知りたい人は管理者に申請してみましょう。
コミュニティは英語やデンマーク語で検索すると出てきます。
日本人で在住経験のある人が少ないデンマークの情報は日本から得るのが大変なので、コミュニティを活用するのがおすすめです。

また、仕事を探したいならLinkedIn(リンクトイン)も必須。
特に仕事はコネでほとんど決まると言われているデンマークでは、普通に外国人が求人に応募するだけだとなかなか決まらないようです。
地道に応募するより、デンマーク人の知人をたくさん作るのが採用への近道かもしれません。

デンマーク人はシャイな人が多いので、外国人にとっては人間関係を作るのは大変なこともありますが…

おわりに

日本とはずいぶん違う海外やデンマークのSNS事情。
今まで使っていなかったSNSもあると思いますが、海外にこれから住む人も、外国人の友達が欲しい人も、用途によって使い分けてみてください。