こんにちは、フードコーディネーター/フードスタイリストのsaecoです。ここ数日のデンマークは夏日が続いています。
とはいえ、日本の夏に比べると気温は全然高くないんですが、日差しが強いせいかけっこう暑く感じます。家のつくりが影響しているのか、日中は窓を開けないと家の中に熱気が篭ってムンムン。
ということで、急に暑くなってさっぱりしたものが食べたくなってきたので、手作りポン酢を作りました。日本だと簡単に手に入る便利な調味料ですが、海外だと日本の調味料がいちいち高いんですよね。また、デンマークで売っているドレッシングはマヨネーズベースのこってりしたものが多いので、ノンオイルやさっぱりした味が好きなわたしはドレッシング代わりにも使っています。
と言っても海外在住者だけでなく、日本に住んでいる方にもおすすめしたい手作りポン酢。わたしは日本にいる時からたまに作っていました。高級なポン酢は別として、普通の市販のポン酢より断然美味しいですし、手作りだと原材料がちゃんとわかるので安心。そしてなによりめっちゃ簡単です!
それでは、今日は手作りポン酢のレシピをご紹介します。
混ぜるだけの簡単手作りポン酢
材料 ≪240ml≫
・醤油 … 大さじ7
・米酢 … 大さじ5
・みりん … 大さじ3
・果汁(柚子、すだち、ライム、レモンなど) … 大さじ1
・昆布 … 2cm角
※みりんの代用レシピは「海外で高価な料理酒とみりんは代用できる?調味料の基本をおさらい」を参照。
作り方
1)みりんを耐熱容器に入れ、ラップなしで電子レンジで500wで1分くらい加熱しアルコールを煮きります。沸騰してからしばらく加熱したくらいの加減です。煮切りできているか判断できない場合は味見してアルコールっぽさがなければ大丈夫です。
2)熱湯消毒しておいた保存容器に材料を全て入れ混ぜ、冷蔵庫で1~2日置いて完成です。時間が経った方が角が取れて味がまろやかになり美味しくなるので、1週間以上寝かせるのがおすすめです。保存状態によりますが、冷蔵庫で半年〜1年くらいは保存可能です。
ポン酢の基本材料はこれ!
この記事を読んでいる方で、すでに手作りポン酢を作ったことがある方もいるかもしれません。レシピによって材料が違うのでどう違うの?と思うかもしれませんが、基本の材料は、醤油:酢:みりん=7:5:3です。この割合を覚えておけば、分量を変えて作りたいときも計算するのが楽ですよ。
昆布は旨味をプラスするために使っている材料なので、使うとより味に深みが出てまろやかになりますし、手に入らなければ入れなくても大丈夫です。また、昆布以外に鰹節を入れたり、昆布茶や顆粒の出汁の素などでも代用できます。
果汁はどれを使えばいい?
スッキリした味の果汁ならなんでもOKです!わたしが日本で手作りポン酢を作っていた時は、旬の果物(夏はすだち、冬は柚子)を使っていました。果汁を絞って使っても良いですし、果汁のジュースがあれば旬に関係なく好きなものが使えますね。
海外在住の方にはライムかレモンがおすすめです。実際味がどの程度変わるのか気になったので、日本で買ってきた柚子ジュースを使って、ライム、レモン、柚子で味を比べてみました。ライムは甘味があり、柚子の方がスッキリした上品な味になりました。レモンは癖は少ないですがけっこう味が強いので、レモンだけだと酸っぱすぎる気がします。レモンを使う場合は、他の果汁と混ぜて使ったほうがいいかもしれません。
海外で高級すぎる柚子!
実はヨーロッパでは柚子がめちゃめちゃ高価です。わたしの家の近所のアジアスーパーでは150mlの柚子果汁がなんと約2,000円で売られていました!!
あまりの高さに驚愕!!!!!
ちなみにわたしが日本で買ってきた柚子果汁のジュースは、同じサイズで500円くらいでした。約4倍ですね…
柚子はヨーロッパでも徐々に人気が出てきているらしく、国によっては地元のスーパーで売っていることもありますが、どこでも値段は高く高級品のようです。
おわりに
和食の基本の調味料を使って混ぜるだけで簡単に作れるポン酢。まとめて作れば長期保存もできるので便利です。海外在住の方も、日本に住んでいる方もぜひ作ってみてくださいね〜!
他にも海外で作れる日本食レシピはこちらです。