こんにちは、フードコーディネーター/フードスタイリストのsaecoです。
日本にいた時から悩まされていた花粉症がなんとデンマークでも発症してしまいました。

デンマークでも花粉症はある

先月くらいから鼻が詰まったり目が痒くなる症状が出てきていて、もしかして花粉症?と思ってたんですが、5月に入ってからより一層ひどくなってきました。
もともとわたしは日本ではスギ花粉がアレルゲンで、花粉の飛ぶ時期には病院で処方された薬×点鼻薬×マスクの万全の体制でも花粉症の症状が出る、というヘビーな花粉症。

デンマークではスギ花粉はないことを期待していましたが、期待脆くも崩れ去り…どうやら別の花粉に反応しているようです。
北欧諸国では5月はシラカバの花粉が多いみたいなのでシラカバかな〜と思っていますが、何が原因かは定かではありません。

デンマークは都市部でも日本より自然が多いので、その分花粉の飛散量も多いと思います。
この記事にも書いたとおり、わたしの家の近所は森なので、間違いなくそこから飛んできていると思います。。

デンマークの花粉症

風邪・花粉症にまつわる日デン文化の違い

鼻をすするのはマナー違反

海外で日本人がよくやってしまいがちなマナー違反として、人前で鼻をすすってはいけない、ということが挙げられます。
これはデンマーク含むヨーロッパ圏ではNGの国が多いようです。

日本では人前で鼻をすするのはそこまで気にしませんが、鼻をかむのは失礼とされていますよね。
でもこちらでは鼻をすするのはNGですごく不快に感じる人が多いとのこと。ただ鼻をかむのはOKだそうです。

主人が風邪の時に知らずに職場で鼻をすすっていたら、同僚に注意されたと言っていました。
日本ではよっぽど親しい間柄でない限り鼻をかんでも注意されることはほとんどないと思うので、文化が違うなぁと感じます。

くしゃみをしたらBless you

デンマークでもイギリスでも、くしゃみをすると欧米圏の人は必ず何か声をかけてくれます。
最初は何を言ってるかわからなかったんですが、くしゃみをした人には「(God) bless you」というそうです。

直訳すると「神のご加護がありますように」ですが、そんな堅苦しい意味ではなく、「お大事に」ということ。
「Bless you」と、言われたら「Thank you」と返せば良いです。

わたしはいまだにこれに慣れず「Thank you」とは返せますが、誰かがくしゃみをした時は「Bless you」と自分でいう前に誰かが言ってしまうので、自分では言ったことありません(笑)
最近花粉症でくしゃみばかりしているので、毎回誰かに「Bless you」と言われています。

街中でマスクはNG!?

日本だと花粉の時期には街中にマスク姿の人が溢れかえっており、わたしも毎年マスクのお世話になっていましたが、デンマークではマスクをしている人を街中で見かけることはまずありません。
まだデンマークに引っ越したばかりの頃、花粉症のような症状が出ていたのでマスクを着けて外に出たところ、道行く人にほぼ全員にジロジロ見られ居心地の悪い思いをしました。

不思議に思っていたら、ヨーロッパではマスクをするのは重病人だけ、ということを知りました。
なるほど、重病人か変な人だと思われたんでしょうか…

ということで、それ以来マスクを着けて外に出なくなりました。
わたしの感覚ではマスクで7~8割は花粉は防げるので、なぜあえて着けずに過ごさねばならないのか…と思いますが、変な目で見られたくないので仕方ありません。
日本から花粉症に備えて大量にマスクを持ってきたのに使われずに眠っています。勿体無いなぁ。

他人のためにマスクをつけるのは日本的感覚

ところで、マスクの使用について印象的だったことがあります。

日本では自分がウイルスに感染しないようするためだけでなく、他人に自分の風邪がうつらないようにマスクをつけますよね。
むしろ最近では他人にうつさないようにつける人の方が多いような気もします。
でもそれをデンマークの人に言うと、「日本人が他人のためにマスクをつける」ということにすごく驚かれました。
自分のためにつけるのはわかるけど、他人のためにつけるという発想はなかったわ!と感心していました。

他人に迷惑をかけないようにするのが良しとされる日本人と、個人主義のデンマーク人
このような感覚は日本とデンマークの文化の違いをよく表しているなぁと思います。

日本人とデンマーク人の感覚の違いは働き方にもよく現れています。

おわりに

デンマークは自然に囲まれ空気も綺麗な良い環境なんですが、この時期ばかりは花粉のない場所に逃げ出したい〜!!
日本から持ってきた市販の薬と点鼻薬で耐えていますが効き目が弱く、やっぱり病院で自分の症状に合った薬を処方してもらいたい…と切に思います。