お久しぶりです、フードコーディネーター・フードスタイリストのsaecoです。
先日、スタイリストとして撮影に携わったレシピブックが発売されました!
今日はスタイリングを担当したレシピブック「世界のおつまみレシピ」を紹介させていただきます〜!!
スーパーにある食材で作れる、世界のおつまみを作ってみよう
「おつまみ」と聞くとどんな料理を思い浮かべるでしょうか。
居酒屋の人気メニューから、さっと作れる簡単なおかずなど、日本ではお酒に合ういろいろな料理がありますが、海外のおつまみってどんな料理か気になりませんか?
レシピ集で紹介されているのは64ヶ国、100種類以上のお酒に合う料理に、世界各地のお酒やカクテル。
お酒と合わせるだけでなく、実際に現地では普段の食事として食べられている料理もたくさん紹介されています。
普段の料理のレパートリーに新しく加えたり、パーティーやおもてなし向けに作っても喜ばれると思います。
・お酒が好きな人
・さまざまな国の料理を食べてみたい人
・料理のレパートリーを増やしたい人
・気軽に海外の料理に挑戦したい人
・難しいのは嫌!とにかく簡単に美味しい料理が作りたい人
そんなすべての人におすすめのレシピブックです!
旅するシェフの想いが詰まったレシピ集
著者は2018年に料理レシピ本大賞で「全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ」で特別選考委員賞を受賞された、神戸の料理家・シェフの本山尚義さん。
その本山さんの第2弾レシピブックが、今回の「世界のおつまみ」になります!
元々はフレンチシェフ出身の本山さんは、世界30カ国以上を旅して現地で料理を教わった経験があり、数年前まで世界の料理を提供するレストランを経営されていました。
レシピブックにはレストランで提供されていたレシピも含まれており、料理の味は美味しく、かつ日本人向けに食べやすくアレンジされています。
普段作り慣れない海外の料理を作ろうとすると、どうしても食材に制限が出てきたりもしますが、ほとんどの食材が日本のスーパーで買えるものが使われており、代用食材なども書かれているのもうれしいところ。
今はレトルト事業を立ち上げ、レストランのお客様だけでなくもっと多くの人に世界の料理を味わってもらえるよう、ご自身でレトルトの製造を行われています。
世界の料理を紹介するだけでなく、世界の食糧問題や、色々な国の歴史や文化などをレトルトを通じて知って欲しいという想いから、食育や被災地の支援や講演活動など様々な活動もされているそう。
レシピ集制作は1日で撮影する点数が多いうえ、連日にわたっての撮影になるため、スケジュールはハードです。
撮影期間中本山さんは毎日、1日で10数〜20品以上の調理をたった1人でこなし、時にはレシピを作り直したり徹夜で作業されていることも。。
とても大変だったと思いますが、いつも穏やかな雰囲気で黙々と作業されているところに職人魂を感じました。
初の書籍スタイリング!
今回、私は主な見開きページのスタイリングを担当させていただきました。
「全ページ違う国のイメージで」というご要望だったので、民俗調からスタイリッシュ、ワイルド、カントリー調などさまざまなイメージのスタイリングをご提案させていただきました。
スタイリングした一部のページがこちら。
いろんなイメージを作るのはなかなか大変でしたが、自由にアイデアを出させていただき、やりがいのあるお仕事でした。
特に世界がテーマということだったので、今まで旅行したことある国でお土産に買った(しかし二度と使わないであろうと思っていた。笑)アイテムなんかも時々登場させています。
今までもいろいろフードスタイリングの仕事はやらせていただいていますが、今回は初の書籍のスタイリング!
わたしにとって、書籍、しかも雑誌ではなくレシピブックの制作に携わることは、クリエイティブ制作に関わる身としてとても嬉しいことでした。
というのも、普段から携わっている広告などの媒体では裏方として制作に関わるので、基本的に自分の名前が表に出ることはありませんが、書籍ではちゃんと制作者一覧のところに自分の名前が書かれているんですよね。
普段から出版に携わっている人にとっては普通のことだと思いますが、最初見た時は「おぉ!」と思いました(笑)
とてもステキな本が出来上がったので制作に関わった者として嬉しいです!
美味しかった撮影の思い出と料理教室
撮影の合間のスタッフのまかないは、撮影で使った料理。
仕事中の休憩時間のはずが、まるでパーティーのようです。
わたしはレシピに載っている全ての料理を食べたわけではありませんが、どれも美味しくてお店があったらぜひ食べに行きたかったなぁと思っていたところ
つい先日本山さん主催の料理教室が開催されるということだったので、参加してきました〜!
作った料理はこちら。
・ケサティージャ(アボガドとチーズ、トマトのお焼き)…コスタリカ
・マフェ(鶏肉のトマトピーナッツシチュー)…セネガル
・カルドヴェルデ(じゃがいもとサラミのスープ)…ポルトガル
・パン・デロー(半熟カステラ)…ポルトガル
何もなければ普段なかなか作ってみよう!とは思わない料理ですが、作ってみると簡単で美味しく、いろいろアレンジもできそうな料理ばかりでした。
特に日本のカステラの起源であるパン・デローがめちゃ美味しかったです!
おわりに
最近はいろんなところで講演活動をされている本山さん。料理教室は不定期開催らしいので、気になる方はぜひレシピ集を買って作ってみてください!
わたしもまだ作っていない料理に挑戦してみようと思います〜!