こんばんは、フードコーディネーター・フードスタイリストのsaecoです。
SNSではすでにお知らせしましたが、日本(いや、アジア?)最大のテーブルウェアの祭典、テーブルウェア・フェスティバル2019のテーブルコーディネート・コンテストに入選しました!
もうすぐ終わりますが、会期中の2/3(日)〜2/11(月)まで東京ドームで作品を展示中です。
今日はテーブルウェア・フェスティバルと入賞したわたしの作品についてご紹介したいと思います。
テーブルウェア・フェスティバルとテーブルコーディネートコンテストって?
食器好き・都内近郊に住んでいる人以外にとっては、そんなイベントあったの?という感じだと思いますが、テーブルウェア・フェスティバルは日本最大のテーブルウェアの展示会です。
一年に一度、全国から窯元や作家、テーブルウェアのショップなどが東京ドームの一堂に会します。
テーブルウェアの展示や、ステージイベント、セミナーに、実際に来場者が購入できる展示販売コーナーなどもあり、去年は会期中に約28万人の来場者が訪れたそうです。
実際にイベント会場はこんな感じ。ものすごい人の量ですよね。
その中のひとつの目玉イベントが、テーブルコーディネートと器のコンテスト。
わたしが応募したテーブルコーディネートの部門では、応募総数2000人足らずの中から、書類審査で50作品ほどが入選し、東京ドームで展示を行います。
そして、その後実際に展示を見て、各界の著名人の審査員の方が審査を行い賞が決まる、という流れでした。
ということで、先週末は設営のために東京ドームに行ってきました〜
北欧のテーブルウェアを使ったハロウィンコーディネート
毎年行われているコンテストはテーマが毎回変わり、今回は「色」がテーマでした。
わたしはコーディネートのメインにデンマークで買ったロイヤルコペンハーゲンの「ブラックフルーテッド」という名前の食器を使いたかったので、テーマカラーをブラックに。
デンマークや北欧のテーブルウェアをメインに、オレンジを使わないモノトーンと紫のハロウィンをテーマにし、女子会のパーティーをイメージしてコーディネートしました。
タイトルは「ブラックハロウィン〜合言葉はTrick or Eat!〜」
コンテストは写真3枚(インテリア含む全景・テーブルトップ・料理)と、コンセプト、料理の献立を総合して審査されます。
料理やテーブル周りのセッティングは普段から仕事でも関わっていますが、インテリアというのが専門外の上にテーブルウェア・フェスティバルに一回も行ったことがなかったので、どうやってコーディネートするかかなり頭を悩ませました。
一回くらい行っておけばよかった〜!と後悔しても仕方ないので、北欧モダンインテリアを参考にコーディネートすることにしました。
設営は何もないブースに壁紙を貼るところからスタート。真っ白の壁ですが、白い壁紙を貼ってます。
今まで壁紙を自分で貼ったことがなかったので、思った以上に時間がかかり、14:00~22:00の設営時間をMAX使って作業する羽目になりました。。
ちなみに、壁に飾っている右端のポスターは自分でデザインしてプリント、左のガーランドはDIYです。
ハロウィンがテーマですが、全体的に北欧モダンを意識したので、コーディネートにも北欧のテーブルウェアをいくつか使っています。
北欧デザインといえばカラフルや柄物のイメージが強いかもしれませんが、インテリアはシックなものも多く、特にデンマークの製品はモノトーンやグレイッシュな色を使ったスタイリッシュなデザインが多いんですよ。
今回使った北欧のテーブルウェアはこんな感じです。
・ロイヤルコペンハーゲンのブラックフルーテッド(デンマーク)
・ジョージジェンセンのキャンドルホルダー(デンマーク)
・ホルムガードのヴィンテージグラス(デンマーク)
・イッタラの花器(フィンランド)
書いてみると意外と少ないですね(笑)
他はプチプラのテーブルウェアを使ったり、テーブルランナーを自作したり、雑貨屋で買ったかぼちゃに百均の絵の具でペイントしたりと、流行りのDIYを取り入れてあまり高級感を出しすぎないようにしています。
というのも、日本でロイヤルコペンハーゲンといえば高級食器で、コーディネートもエレガントなイメージのものをよく見かけますが、本家のデンマークでは普通に普段使いされていますし、カジュアルなコーディネートも多いからです。
といっても値段は日本とそれほど変わらず、元値が高いのでセール期間にはデンマーク人もこぞって買いに行くような感じではあるんですけどね。
テーブルコーディネートだからといって気負いすぎない感じにしたかったので、適度に力を抜いてコーディネートしてみました。
Trick or Eat!というサブタイトルを付けたのは、スバリ料理にこだわりたかったからです。
写真に写っているのは、手前が蜘蛛の巣パンプキンスープ、奥のピンチョスはアボガドのデビルエッグと、黒ごまクリームチーズと紫芋チップスのカナッペです。
子供っぽすぎないおしゃれなハロウィンフードを意識して献立を考えてみました!
アシスタントの人と一緒だったりチームで来ている方も多かったので、最初から最後まで一人で設営するのは結構孤独な上に時間との戦いで休憩する暇なく必死でしたが…
なんとか、無事設営を終えることができました。
表彰式を終えて、一般来場へ
3日に開会式と表彰式があり、入賞した方の表彰が行われました!
わたしは残念ながら入賞はできませんでしたが、約40倍の中入選して展示ができただけでも良い経験になりました。
表彰状と一緒に。
審査員の加藤タキさん(コーディネーター)と行正り香さん(料理家)とわたしのブースの前で一緒に写真を撮っていただきました。
優しくアドバイスなどもいただけて嬉しかったです。
入賞した方のテーブルはやっぱり別格でした!もはやテーブルコーディネートというよりディスプレイの領域でしたね〜
毎年入選者はWEBサイトや「優しい食卓」というテーブルコーディネートの専門誌に掲載されるので、写真では過去の作品も見たことありましたが直接見るのは全然違いました。
いろんな方のコーディネートが見れて楽しかったし勉強になりました!
設営・展示をして感じたこと
まだイベントは会期中なので展示は終わっていませんが、展示して一番良かったと思うのは、実際に来場者の方が自分のコーディネートを見て感想を話しているのを間近で聞けたことです!
普段SNSなどで一般の人からたまに反応をいただくことはありますが、直接反応を見れる機会ってなかなかないので。
写真を撮ってくださったり、コーディネートや料理のアイデアを褒めてくださるのが聞こえてきて(盗み聞きじゃないですよ!笑)、すごく嬉しかったです。
おわりに
まだ開催中のテーブルウェア・フェスティバル2019!
わたしは最終日にイベント終了後の撤去のためもう一度行く予定ですが、もし東京ドームに行く機会があればぜひわたしのブースにも立ち寄ってみてください。
買い物もできるので(というかむしろそれがメイン)、食器好きの方は絶対楽しめると思います!