デンマーク時間でこんにちは、フードコーディネーター/フードスタイリストのsaecoです。
海外に住んでいる方は現地の食生活に合わせて食べるものが変わる方もいらっしゃると思いますが、我が家の食卓は、和食6割、洋食3割、中華などその他1割、という感じでどちらかというと和食中心な食生活を送っています。
日本にいる時も同じような感じだったので、デンマークに住んでいるからといって特別変わったということはありません。むしろ外食で美味しい日本食を食べられる機会が滅多にないので、家では和食を食べたいなぁと思うことが増えました。
海外で貴重な納豆
デンマークでもある程度日本食材は手に入るのですが、やっぱり手に入らないもの、高価なものも少なくありません。
その一つが納豆。
外国人は9割方嫌いな日本の食べ物。あのねばねば、匂いが苦手という人がほとんどらしいですね~
とはいえ日本人でも好き嫌い別れると思いますが、わたしたち夫婦はどちらも納豆好き!
日本にいる時は、一人ごはんは納豆と味噌汁と白ごはんでいっか~となっていたのが、ここデンマークでは貴重な食品のひとつ。
アジア食品店で冷凍納豆がたまに手に入るのですが常に仕入れているというわけでもなく、日本だと3パックで100円切っていたのが1パック100円以上します。
ものすごく高いというわけではないですが、頻繁に食べるにはちょっと高いですよね。
ということで、手作り納豆にトライしてみたら思っていたより簡単で美味しくてはまりました!
今日は手作り納豆のレシピをご紹介します~
簡単にできる!手作り納豆
作業自体は30~40分程度でできるのですが、大豆を戻したり発酵させる時間が必要なので、おおよそ完成まで3日くらいは見ておいた方が良いと思います。
材料 ≪約10食分≫
・市販の納豆(冷凍も可) … 1/2~1パック
・乾燥大豆 … 500g
・水 … 約2L(大豆の3~4倍)
作り方
1)乾燥大豆を水に漬けて皮が破れない程度にこすり洗いし、しっかり汚れを落とします。
ボウルに乾燥大豆と水を入れ、水に漬けて戻します。(夏は6時間、冬は24時間程度)
水を吸った大豆は2倍以上の大きさになります。
2)水で戻した大豆を鍋に入れ、手で簡単に潰せるくらい柔らかくなるまで煮ます。
発酵させると豆が締まって少し硬くなるので、柔らかめかなと思う程度でちょうど良いと思います。
※わたしは圧力鍋の高圧で、加圧10分+自然放置10分程度にしていますが、圧力鍋でなく普通の鍋でも大丈夫です。豆や鍋の種類によって加熱時間は変わると思うので、時間はご自身で調整してください。
この間に調理に使う器具に熱湯を回しかけて消毒しておきます。ふきんなどは使わずに自然乾燥させてください。
3)柔らかく煮た豆の煮汁を捨て、すぐに市販の納豆を入れて混ぜ、全体に絡ませます。
納豆の温度が下がらないように素早く作業してください。
4)素早くタッパーなどの容器に納豆を入れます。
上からキッチンペーパーを載せて蓋を閉めます。
※小さめの容器に入れると納豆が出来上がってからそのまま器に移さずに食べられるので便利です。わたしは大きいタッパーからスプーンで器に移していますが、その場合は必ず消毒したスプーンなどを使いましょう。
5)30度程度の暖かい場所に24時間放置します。
※わたしは一日中暖房を付けているので暖房器具の上に置いています。
こたつの中などでも大丈夫だと思いますが、保温容器や炊飯器がある方は温度を一定に保ちやすいのでそちらがおすすめです。
6)キッチンペーパーを取り、冷蔵庫でさらに24時間冷やして完成です。
冷蔵庫で保管する場合は一週間以内に食べきる方がよいと思います。冷凍保存もできます。
手作り納豆のたれ
納豆だけ作れてもあの市販の納豆についてるたれが好きなんだけど、という人もいるでしょう。
うちの主人が同じことを言っていました(笑)もちろんたれも作れるのであわせてご紹介します。
材料 ≪約10食分≫
・醤油 … 大さじ2
・みりん … 大さじ2 (料理酒or白ワイン 大さじ2 + 砂糖 小さじ2)
・砂糖 … 小さじ1
・顆粒だし … 小さじ1 (昆布茶 小さじ1)
作り方
1)材料を全て混ぜて電子レンジ500Wで30秒程度温め、よく混ぜます。沸騰しないように注意してください。
2)熱湯消毒した保存容器などに移し、粗熱を取って完成です。
冷蔵庫で一ヶ月程度は保存可能ですが、我が家は納豆と一緒に一週間くらいで食べきってしまうことが多いです。
おわりに
作る前は大変そうだなと思っていましたが、やってみると作業自体はとっても簡単にできる手作り納豆。
市販の安い納豆に比べると粒も大きくて食べごたえがあるので美味しいです!
和食が恋しくなる海外在住の身にとってはありがたい存在。
日本でももちろん作っていただけるので、納豆好きな方はぜひトライしてみてください。
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