こんにちは、フードコーディネーター/フードスタイリストのsaecoです。今回はデンマークのビザのことについて書きたいと思います。
一部の人以外にはあまり需要がない記事だと思いますが、わたしが申請しようとしたときに他の方のブログなどを参考にさせていただいたので、誰かの参考になればと思いまして。

配偶者ビザではなくワーキングホリデービザを取得

家族の海外赴任に帯同する場合、ほとんどの方は配偶者ビザを取得されると思いますが、わたしはあえてワーキングホリデービザを申請しました。最初は当然のごとく配偶者ビザで渡航するつもりだったのですが、いろいろ調べているうちにワーキングホリデービザのほうが都合がいいかも、と思いはじめたからです。

前回の記事に書いたとおり、わたしは「フォルケホイスコーレ」という学校に通う予定でした。

ただ、学校の期間は数か月で終わってしまうので、その後できたらなにか仕事がしたいなと思ったものの、夫の会社に確認したところ、配偶者ビザでは現地では働けないとのこと。

デンマークのワーキングホリデービザは、申請時に30歳であればOKで、有効期間は一年間、学校に通ったり6ヶ月間以内の就業が認められるというビザです。
期限付きではありますが、どちらも叶えられるという点では魅力的。もちろん一年間だけなので、赴任期間が一年を越えると配偶者ビザに切り替えなければいけませんが、手続きはデンマークでもできるようです。

ということに気付いたのが、31歳の誕生日を目前に控えたときだったので焦ってダメ元で申請してみたら、無事許可が下りました!
ワーキングホリデービザといえば、30歳までを対象としている国が多いですが、申請時に30歳なのか渡航時に30歳なのかは国によって違うようです。

とはいえ、アルバイトであってもデンマークで外国人が仕事を見つけるのはけっこう難しいそうなので、ビザがあるからといって、働けるかどうかはわかりませんけどね。

デンマークワーキングホリデービザ、どうやって申請するの?

申請の基本的な流れはデンマーク大使館のWEBサイトに掲載されているので、ここではわたしが実際に準備したことを書きます。また、この情報は2017年時点のものなので、今後変更になる可能性があることをご了承ください。

必要書類

1) パスポート
2) パスポートのコピー(表紙及びすべてのページのコピーを1部、白紙のページも含む)
3) 自分名義の銀行残高証明書( 英文証明書でDKK15,000 に往復航空券の費用を合算した金額、原本1部)
4) 申請用紙1部 ※デンマーク大使館のWEBサイトよりダウンロード

2) のパスポートを白紙を含めて全ページコピーするというのがとても時間がかかる作業でした。
自宅にPCとプリンタがある方は、最初に全ページをスキャンしてPDFで保存し、そのあとそのPDFをプリントアウトすると、なにかあったときに、再度コピーしなくていいので楽だと思います。現地でビザの切り替え等をする場合は、全く同じ書類が必要になるそうなので、わたしは念のため全部スキャンしました。

3) 銀行残高証明書は一部756円でUFJ銀行に発行してもらいました。
ネットバンクの口座をお持ちの方はネット上だけで手続きできるそうですが、店舗がある銀行だと自分が口座を開設している銀行の支店に直接行くか、別の支店から申請して郵送してもらうことになります。
直接行けば翌日には発行されるそうですが、郵送の場合は少し時間がかかるので一週間くらいはみておいた方がよいと思います。わたしは時間がなくギリギリの申し込みだったので、お願いして急いで返送してもらうようにしました。

証明写真が必要だとブログなどに書かれている方もいましたが、念のため用意したものの提出しても返却されました。他にも返されたと書いている人もいたので、今は必要ないのかもしれません。

申請方法・場所

まずはじめに大使館に希望日をメールで連絡します。
わたしは希望日どおりでしたが、5~7月の繁忙期は希望日になるとは限らないようです。渡航3ヶ月より前だと申請が下りないこともあるようなので、早すぎても遅すぎてもよくないそうです。

そして、指定日にデンマーク大使館に直接書類を持って行って申請します。
デンマーク大使館は東京にしかないので、日帰りで行ってきました。朝から移動する予定だったので、余裕を持って午後で希望を出しましたが、10:30指定でした。時間の指定はできないようですね…。大阪から朝イチの飛行機に乗って行きました。

アクセス

〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29−6

最寄り駅は表参道で、徒歩10分程度。土地勘がないと少し分かりづらいかもしれませんが、TSUTAYAが目の前にあったので、それを目印にするとよいと思います。

大使館での手続き

入り口が二つあり、ビザの申請は奥の入り口から入るのですが、けっこう分かりづらかったです。
表の入り口の呼び鈴を鳴らすと、外国人スタッフが出てきて英語でこっちじゃないと言われて、中に引っ込んでしまいました… こっちじゃないならどこやねーん!と思いつつ再度探しましたが、やはり見つからなかったので、再度呼び鈴を鳴らして奥の入り口に案内してもらいました。

無事、中に入ると、北欧風のインテリアが見えました(たぶんIKEAの照明)。書類を渡し、指紋認証や顔写真の撮影があります。待ち時間含めて一時間もかからないくらいです。

大使館によっては郵送で受け付けてくれるところもあるようですが、デンマーク大使館は本人が行かないといけません。関東在住の方以外は交通費が高いのがネックですが、ワーキングホリデービザ自体は申請料はかかりません。年齢が30歳以下なら、学生ビザなどで入国して、現地でワーキングホリデービザに切り替えて一年以上滞在する人もいるようです。

ビザの受け取り

わたしが申請したのは3月末で2〜3ヶ月かかるかもしれないと言われ、5月半ばに受け取りました。5月末に出国予定だったので、それまでに間に合うかヒヤヒヤしましたが、なんとか届きました!
もし出発までに届かなくても、現地で受け取りもできるそうですが、なるべく慣れない土地での面倒は避けたいですものね。

おわりに

海外引越しの際に必ず必要になるビザの手続きですが、デンマークの情報は少なく探すのに苦労したため記事にまとめてみました。どなたかの参考になればうれしいです!